Excelがワークシートで「whatif」を再生する機能を提供することはすでにご存知でしょう。この機能の補助として、Excelにはシナリオマネージャーが用意されており、さまざまなデータシナリオを保存できます。

このツールを使用すると、シートのさまざまな変数を保存して、すばやく簡単に呼び出すことができます。

例として、あなたがTalbot Industriesで働いていて、新製品であるPotato ChipPeelerの収益性分析の開発を担当しているとします。適切な情報をすべて考慮して、シートを作成します。ただし、実際に3つの予測を作成することが、会社では賢明であることをご存知でしょう。最初のシナリオは最悪のシナリオ、2番目のシナリオは最も可能性の高いシナリオ、最後のシナリオは最良のシナリオです。

シナリオを保存するには、次の手順に従います。

。ワークシートがシナリオの1つを反映していることを確認してください。

。シナリオで変更するセルを選択します。たとえば、B4:B11とF5:F11のセルが、あるシナリオから別のシナリオに変わるセルである場合、これらのセルを選択できます。

。 [ツール]メニューから[シナリオ]を選択します。 Excelに[シナリオマネージャー]ダイアログボックスが表示されます。 (図1を参照)

。 [追加]ボタンをクリックします。 Excelに[シナリオの追加]ダイアログボックスが表示されます。

手順2で選択したセルは、[セルの変更]フィールドにすでに表示されているはずです。 (図2を参照)

。最も可能性が高い、または最悪の場合など、シナリオの名前を入力します。 。 [OK]ボタンをクリックします。 Excelは、シナリオの値のリストを含むダイアログボックスを表示します。各セルは、その値とともに一覧表示されます。

セルに名前が割り当てられている場合は、その名前が使用されます。そうでない場合は、セルアドレスが使用されます。

。必要に応じて、シナリオに保存されている値を変更できます。

。満足したら、[OK]ボタンをクリックします。シナリオは指定した名前で保存され、元のワークシートは変更されません。

シナリオを保存したら、ワークブックに変更を加えて、変更した数値を別のシナリオで保存できます。

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このヒント(2860)は、Microsoft Excel 97、2000、2002、および2003に適用されます。Excel(Excel 2007以降)のリボンインターフェイス用のこのヒントのバージョンは、次の場所にあります。