負のゼロ量を取り除く(Microsoft Excel)
ワークシートを作成していて、セルをフォーマットして情報を希望どおりに表示すると、「負のゼロ」の量になってしまうことに気付く場合があります。誰もが数学の授業でゼロは負の数ではないことを学びました。では、なぜExcelはゼロの金額を負として表示するのですか?
その理由は、フォーマットでは、Excelが計算に内部的に使用するよりも少ない情報を表示する必要がある場合があるためです。たとえば、Excelは小数点以下15桁までの数値を追跡します。ディスプレイに小数点以下2桁しか表示されない場合は、計算値が非常に小さい可能性があり、四捨五入するとゼロとして表示されます。計算値が–0.000001325のようなものである場合、値は小数点の右側に2桁だけ–0.00として表示されます。もちろん、負の符号は、Excelによって維持される内部値がゼロ未満であることを示しています。
この問題を解決する方法はいくつかあります。 1つ目は、計算値を目的の小数点以下の桁数に単純に丸めることです。たとえば、これが通常の式、つまり「負のゼロ」値になる式であると仮定します。
=SUM(A3:A23)
代わりに次の数式を使用するだけで、セルの値を丸めることができます。
=ROUND(SUM(A3:A23),2)
この使用法により、値は小数点以下2桁に丸められます。このようにして、別の「負のゼロ」値になってしまうことはありません。
一部の人々が好む別の解決策は、ワークシートに表示したものと同じ内部精度をExcelに使用させることです。
次の手順に従ってください:
。 [ツール]メニューから[オプション]を選択します。 Excelに[オプション]ダイアログボックスが表示されます。
。 [計算]タブが選択されていることを確認してください。 (図1を参照)
。 [表示される精度]チェックボックスがオンになっていることを確認します。
。 [OK]をクリックします。
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このヒント(2576)は、Microsoft Excel 97、2000、2002、および2003に適用されます。Excel(Excel 2007以降)のリボンインターフェイス用のこのヒントのバージョンは、次の場所にあります。