多くの人がCELLワークシート関数を使用して、現在のExcelブックの名前を返します。この関数を使用する一般的な方法は次のとおりです。

=CELL("filename")

一度に1つのブックしか開いていない場合は、この方法でCELL関数を使用しても問題ありません。複数開いている場合、この使用法は問題を引き起こす可能性があります。どうして?このように使用すると、CELLは、数式が使用されているブックではなく、現在アクティブなブックの名前を返すためです。

CELLが使用されているブック(「親ブック」と呼ばれることもあります)の名前を常に返すには、式を少し変更する必要があります。

=CELL("filename", A1)

関数の2番目のパラメーターとしてセル参照を追加することにより、そのセル参照を含むファイルの名前が必要であることをExcelに通知します。つまり、CELLは、現在のワークシートのセルA1が配置されているファイルの名前を返します。 (必要に応じて、A1の代わりに他のセル参照を指定することもできます。)

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このヒント(2047)は、Microsoft Excel 97、2000、2002、および2003に適用されます。Excel(Excel 2007以降)のリボンインターフェイス用のこのヒントのバージョンは、次の場所にあります。