セルの内容をワークシートのフッターに配置し、セルの内容が変更されるたびにフッターを更新すると便利な場合があります。これを行う最も簡単な方法は、マクロを使用することです。以下は、セルA1の内容をフッターの左側に配置するマクロの例です。

Private Sub Worksheet_SelectionChange(ByVal Target As Excel.Range)

ActiveSheet.PageSetup.LeftFooter = Range("A1").Text End Sub

マクロは、Excelが通常の再計算を行うたびに実行されます。つまり、セルの内容が変更されるか、誰かがF9を押すたびに実行されます。コンテンツをフッターの別の部分に配置する場合は、LeftFooterをCenterFooterまたはRightFooterに変更できます。

デフォルト以外のフォーマットをフッターに適用するには、特別なフォーマットコードを追加する必要があります。また、Excelがヘッダーとフッターに対して認識する特別なデータコードを使用することもできます。特別なフォーマットと特別なデータコードはどちらも非常に長く、ExcelTipsの他の問題で取り上げられています。

非常に大きなワークシートで作業している場合、Excelが再計算するたびにフッターを変更すると、コンピューターの速度が不必要に遅くなる可能性があります。

結局のところ、ワークシートが実際に印刷されるまで、フッターはユーザーには表示されません。この場合、上記のマクロの名前を別の名前に変更するだけで、ワークシートを印刷する前の最後のステップとして手動で実行できます。

注:

このページ(または_ExcelTips_サイトの他のページ)で説明されているマクロの使用方法を知りたい場合は、役立つ情報を含む特別なページを用意しました。

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このヒント(2522)は、Microsoft Excel 97、2000、2002、および2003に適用されます。Excel(Excel 2007以降)のリボンインターフェイス用のこのヒントのバージョンは、次の場所にあります。