Excelのデータ検証機能の非常に優れた用途の1つは、1回限りのドロップダウンリストを作成する機能です。このリストを使用すると、ユーザーはセルを選択してから、そのセルの事前定義された値のリストから選択できます。ユーザーが選択して別のセルに移動すると、ドロップダウンリストの矢印が消えます。

ドロップダウンリストで使用できるようにする値のリストを作成することから始めます。このリストはほぼどこでも作成できますが、設計上、データ入力するワークシートとは別のワークシートにリストを配置することをお勧めします。

たとえば、従業員名のリストが必要だとします。新しいワークシートで、希望する方法で従業員名を入力します。 (おそらく、何らかの方法でそれらを並べ替えることができます。)リストを選択し、Employeesなどの名前を付けます。 (名前を定義するには、[挿入]、[名前]、[定義]を使用します。)

ここで、メインワークシートに戻り、次の手順に従います。

。ドロップダウンリストを表示するセルを選択します。

。 [データ]メニューから[検証]を選択します。 Excelは、[設定]タブが表示された[データ検証]ダイアログボックスを表示します。

。 [許可]ドロップダウンリストを使用して、[リスト]を選択します。 (図1を参照)

。 [セル内ドロップダウン]チェックボックスが選択されていることを確認します。

。 [ソース]ボックスに「= Employees」と入力します。 (これは、以前に従業員リストに付けた名前です。)等号を忘れないでください。それは非常に重要です。

。 [OK]をクリックします。

これで、手順1で使用したセルを誰かが選択すると、セルの右側にドロップダウンリストの矢印が表示されます。リストをクリックすると、すべての従業員を一覧表示するドロップダウンが表示されます。ユーザーは従業員の1人を選択できますが、別の名前を入力することはできません。別のセルに移動すると、ドロップダウンリストは表示されなくなりますが、選択した値は表示されたままになります。

補足として、データリストをワークシートに配置したくない場合は、[データ検証]ダイアログボックスに選択肢を直接入力できます。手順5([ソース]ボックス)で、等号を省略し、選択肢を入力するだけです。それらをコンマで区切ります。これらは、ユーザーが使用できる選択肢です。

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このヒント(3182)は、Microsoft Excel 97、2000、2002、および2003に適用されます。Excel(Excel 2007以降)のリボンインターフェイス用のこのヒントのバージョンは、次の場所にあります。