Excelには、選択したセルに書式設定をすばやく適用できるいくつかのショートカットがあります。たとえば、[書式設定]ツールバーまたはリボンの[ホーム]タブには、太字、斜体、下線などの文字属性を適用できるツールがあります。ドル記号が付いているツールもあります。 (米国版では機能します。他の国のバージョンのExcelでツールがどのように表示されるかはわかりません。)このツールにマウスポインターを合わせると、表示されるツールチップに[通貨スタイル]と表示されます。

実際のところ、このツールは実際には通貨スタイルを適用していません。実際に起こることは、ツールが選択された通貨記号で会計スタイルを適用することです。これを確認するには、セルを選択し、[通貨スタイル]ツールをクリックして、[フォーマット]メニューから[セル]を選択します。表示される[セルの書式設定]ダイアログボックスの[数値]タブには、選択したセルがアカウンティングスタイルを使用して書式設定されていることが示されます。

通貨スタイルと会計スタイルの違いは大したことではないように思われるかもしれませんが、影響を受けるセルでの情報の表示方法に大きな違いをもたらす可能性があります。通貨スタイルと会計スタイルは、数値と通貨記号の配置が異なり、使用可能な下線スタイルの一部は、2つのスタイルでフォーマットされたセルで異なる動作をします。

どちらの形式が最適かを判断するには、両方をテストしてください。また、本当に通貨スタイルを使用したい場合は、ツールバーの通貨スタイルツールを使用しないでください。

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このヒント(2477)は、Microsoft Excel 97、2000、2002、および2003に適用されます。