セルの範囲に一連の値がある場合は、異なるフォーマットを使用して、奇数と偶数を区別することができます。これを行う方法は、Excelの条件付き書式機能を使用することです。次の手順に従ってください:

。奇数値と偶数値を含むセルを選択します。

。リボンの[ホーム]タブが表示された状態で、[スタイル]グループの[条件付き書式]オプションをクリックします。 Excelは、条件付き書式に関連するオプションのパレットを表示します。

。 [ルールの管理]をクリックします。 Excelは、[条件付き書式ルールマネージャー]ダイアログボックスを表示します。

。 [新しいルール]をクリックします。 Excelは、[新しい書式設定ルール]ダイアログボックスを表示します。

。ダイアログボックスの上部にある[ルールタイプの選択]領域で、[数式を使用してフォーマットするセルを決定する]を選択します。 (Excel 2013以降のバージョンでは、[新しいルール]をクリックし、[数式を使用して書式設定するセルを決定する]を選択します。)(図1を参照)

。 [この数式がTrueの場合の値のフォーマット]ボックスに、次のように入力します:= MOD(A1,2)= 1。セルに奇数の値が含まれている場合、この数式はTrueを返します。

。 [フォーマット]をクリックして、[セルのフォーマット]ダイアログボックスを表示します。

。ダイアログボックスのコントロールを使用して、奇数値を含むセルに使用する形式を指定します。

。 [OK]をクリックして、[セルの書式設定]ダイアログボックスを閉じます。手順7で指定したフォーマットが、ルールのプレビュー領域に表示されます。

。 [OK]をクリックします。 [新しい書式設定ルール]ダイアログボックスが消え、Excelに[条件付き書式設定ルールマネージャー]ダイアログボックスが再び表示されます。定義したルールがダイアログボックスに表示されます。

。 2番目の条件について手順4から10を繰り返しますが、式= MOD(A1,2)= 0を使用します。セルに偶数の値が含まれている場合、この数式はTrueを返します。

。上下の矢印をクリックして、作成したルールを評価する順序に移動します。

。 [OK]をクリックします。 Excelは、手順1で選択したセルに条件付き書式を適用します。

この条件付き書式を適用すると、セルが奇数の場合は1つの色になり、偶数の場合は別の色になります。セルにテキストが含まれている場合、セルは色付けされません。つまり、条件付き書式を追加する前のセルの色になります。条件付き書式は、セルに設定した書式よりも優先されるため、リボンのツールを使用してセルの色を変更しようとしても、条件付き書式が優先されます。

数式で使用できるのはMOD関数だけではありません。セルに奇数値が含まれているかどうかを確認する場合(手順6)、次を使用できます。

=ISODD(A1)

同様に、セルに偶数の値が含まれているかどうかを確認する場合(ステップ11)、次を使用できます。

=ISEVEN(A1)

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このヒント(6260)は、Microsoft Excel 2007、2010、2013、2016、2019、およびOffice 365のExcelに適用されます。Excelの古いメニューインターフェイス用のこのヒントのバージョンは、次の場所にあります。

link:/ excel-Shading_Based_on_Odds_and_Evens [奇数と偶数に基づくシェーディング]