Excelのマクロは、Visual Basic for Applications(VBA)と呼ばれる言語で記述されています。他のプログラミング言語と同様に、VBAには、プログラムの実行方法を制御するために使用される特定のプログラミング構造が含まれています。これらの構造の1つは、SelectCase構造です。この構造の構文は次のとおりです。

Select Case expression Case expression     program statements Case expression     program statements Case Else     program statements End Select

マクロが実行されていて、この構造が検出されると、Excelは_expression_を使用して、後続の各Caseステートメントをテストし、Caseステートメントの下のコードを実行する必要があるかどうかを確認します。たとえば、次のコードについて考えてみます。

Select Case DayOfWeek Case 1     DayName = "Monday"

Case 2     DayName = "Tuesday"

Case 3     DayName = "Wednesday"

Case 4     DayName = "Thursday"

Case 5     DayName = "Friday"

Case 6     DayName = "Saturday"

Case 7     DayName = "Sunday"

Case Else     DayName = "Unknown day"

End Select

このコードは、DayOfWeekがすでに数値に設定されている状態で入力することを前提としています。 (たとえば)値が4であるとしましょう。この構造では、実行されるコードはCase 4ステートメントの下のコードのみです。つまり、マクロはDayNameを「Thursday」に設定します。 DayOfWeekがCaseステートメントで説明されていない他の値(1から7の範囲外)に設定されている場合、Case Elseの下のコードが実行され、マクロはDayNameを「不明な日」に設定します。

注:

このページ(または_ExcelTips_サイトの他のページ)で説明されているマクロの使用方法を知りたい場合は、役立つ情報を含む特別なページを用意しました。

link:/ excelribbon-ExcelTipsMacros [ここをクリックして、新しいブラウザタブでその特別なページを開きます]

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このヒント(11835)は、Microsoft Excel 2007、2010、2013、2016、2019、およびOffice 365のExcelに適用されます。Excelの古いメニューインターフェイス用のこのヒントのバージョンは、次の場所にあります。

link:/ excel-Understanding_the_Select_Case_Structure [選択ケース構造の理解]