ご存知かもしれませんが、Wordではドキュメントにフィールドを挿入できます。これらのフィールドは、現在の日付、アクティブなページ番号、ユーザーのイニシャル、またはその他の情報など、非常に多くの便利な用途に使用できます。これらのフィールドが便利なのは、Wordによって自動的に更新されることです。ドキュメントを開くと自動的に更新されるフィールドもあれば、印刷する直前に更新されるフィールドもあり、いつでも手動でフィールドを更新できます。

Wordの変更の追跡機能をオンにしている場合、この更新はすべて問題を引き起こす可能性があります。機能がオンになっていてフィールドが更新されている場合、フィールドの結果はドキュメント内で「変更」として表示されます。この問題は、ほとんどの場合、日付フィールドで発生しますが、他のフィールドでも問題になる可能性があります。たとえば、ページ番号がフィールドを介して実装されている場合、更新されると「変更」として表示されます。

Wordによるフィールドの更新を停止する唯一の方法は、フィールドをロックすることです。これを行うには、ドキュメント全体を選択し(Ctrl + A)、Ctrl + F11を押します。その後、ドキュメント全体を選択してCtrl + Shift + F11を押してフィールドのロックを解除するまで、フィールドはロックされたままになります。つまり、フィールドをロックし、変更の追跡をオンにし、必要な変更を加え、変更の追跡をオフにし、変更を解決してから、フィールドのロックを解除することができます。

ドキュメント内のフィールドの数が限られていて、それらがいつ更新されるかを正確に知っている場合は、他にいくつかの手順を実行できます。たとえば、Wordは、ドキュメントを開くとヘッダーとフッターを自動的に更新します。このアクションをバイパスするには、通常表示に切り替え、[変更の追跡]をオンにして、ドキュメントを保存します。後でドキュメントを開くと、通常のビューのままになります。印刷レイアウトビューを表示していない限り、Wordは、ドキュメントを開いたときでもヘッダーとフッターを更新しません。通常表示で編集している間は、行った変更のみが表示されます。ただし、印刷レイアウトモードや印刷プレビューモードなど、画面に表示する必要のあるビューに切り替えると、Wordはヘッダーとフッターを自動的に更新します。この場合、自動更新を停止する唯一の方法は、前述のようにフィールドをロックすることです。

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(Microsoft Wordは、世界で最も人気のあるワードプロセッシングソフトウェアです。)このヒント(9921)は、Microsoft Word 2007、2010、および2013に適用されます。

Wordの古いメニューインターフェイスに関するこのヒントのバージョンは、次の場所にあります: