ワークシートのセルには、数値、日付、数式など、さまざまな項目をいくつでも含めることができることは既にご存知でしょう。セルのフォーマット方法に関係なく、セルの基になる値を決定したい場合があります。この必要性のために、ExcelはNワークシート機能を提供します。たとえば、セルF17に日付が含まれていると仮定します。数式として= N(F17)を使用する場合、数式によって返される値は、日付に使用される基になるシリアル番号です。

Nワークシート関数は、日付のシリアル番号を返すほか、参照される値またはセルを数値に解決できる場合は数値を返し、値またはセルを論理値Trueに解決できる場合は1を返し、それ以外の場合は0を返します。以下に、Nワークシート関数がどのように機能するかの例をいくつか示します。

Value in F17

Returned by = N(F17)

3/17/19

43541

37.14

37.14

TRUE

1

Quarter 1

0

5:40

0.236111

N関数には、もう1つのかなりユニークな(そして非常に難解な)使用法があります。これを使用して、数式にコメントを追加できます。たとえば、次のことを考慮してください。

=SUM(A2:A267) + N("sales for northwest region")

Nはテキストに対して0の値を返すため(上記の表に示されているように)、SUMの結果に0を追加しても、戻り値にはまったく影響しません。数式バーでは少し奇妙に見えるかもしれませんが、その結果、数式の機能を簡単に文書化できます。

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このヒント(11552)は、Microsoft Excel 2007、2010、2013、2016、2019、およびOffice 365のExcelに適用されます。Excelの古いメニューインターフェイス用のこのヒントのバージョンは、次の場所にあります。