最近Excelの新しいバージョンにアップグレードした場合、以前のバージョンで作成したマクロが無効になっているために実行されなくなる状況に遭遇した可能性があります。これは、特に作業を完了するためにマクロが絶対に必要な場合は、気になることがあります。

これが発生する理由は、Excelには、潜在的な危険からシステムを保護するのに役立つように設計されたマクロセキュリティ機能が含まれているためです。デフォルト設定では、「信頼できるソース」によってデジタル署名されていないブック内のマクロが自動的に無効になります(詳細については、Excelのオンラインヘルプでマクロセキュリティを検索してください)。

これにより、いくつかの可能な解決策が自動的に提示されます。最初に考えられる解決策は、マクロを「デジタル署名」することです。このようなプロセスはこのヒントの範囲を超えていますが、オンラインヘルプファイルまたはMicrosoftWebサイトでプロセスに関するヘルプを見つけることができます。

最後に、Excelで使用されるマクロセキュリティのデフォルト設定を下げることができます。たとえば、Excelがマクロを完全に無効にするのではなく、マクロに関する警告メッセージのみを表示するように設定できます。セキュリティ設定を変更するには、次の手順に従います。

。 [Excelのオプション]ダイアログボックスを表示します。 (Excel 2007では、[Office]ボタンをクリックし、[Excelオプション]をクリックします。Excel2010以降のバージョンでは、リボンの[ファイル]タブを表示し、[オプション]をクリックします。)

。ダイアログボックスの左側にある[セキュリティセンター]をクリックします。

。 [セキュリティセンターの設定]をクリックします。 Excelに[セキュリティセンター]ダイアログボックスが表示されます。

。ダイアログボックスの左側にある[マクロ設定]をクリックします。 (図1を参照)

。必要なセキュリティ設定を選択します。

。 [OK]をクリックします。

注:

このページ(または_ExcelTips_サイトの他のページ)で説明されているマクロの使用方法を知りたい場合は、役立つ情報を含む特別なページを用意しました。

_ExcelTips_は、費用効果の高いMicrosoftExcelトレーニングのソースです。

このヒント(11194)は、Microsoft Excel 2007、2010、2013、2016、2019、およびOffice 365のExcelに適用されます。Excelの古いメニューインターフェイス用のこのヒントのバージョンは、次の場所にあります。